セラミドとは

セラミドは、表皮の角質に存在する保湿物質です。
水分をガッチリとはさみ込む性質があり、お肌の水分をキープしています。
セラミドは表皮細胞で作られていますが、加齢によってターンオーバーが悪くなるとセラミドの量も減ってしまうと、お肌の乾燥が進行してしまいます。

ceramide

皮膚の構造

お肌(皮膚)は、表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立っています。

一番外側にあるのが表皮で、表皮の表面にあるのが角層です。
お肌を守る働きがあり、肌荒れなどで角層が傷ついてすきまができると外的刺激が肌内部に入り込みやすくなり、敏感肌や乾燥肌になります。

表皮の下にあるのが真皮。真皮では硬いタンパク質の繊維であるコラーゲンがお肌のハリを支えいます。
コラーゲン繊維は網目のように張り巡らされ、網目の結び目を弾力のあるエラスチンがつなぎ止めてコラーゲンの構造を支えています。
年齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少・変形するとシワが目立つようになります。
皮下組織は、お肌のもっとも内側にあり、表皮や真皮を支えています。大部分が皮下脂肪で、外部からの刺激や衝撃から体を守ったり
体温を維持する働きがあります。

 

セラミドの役割

脂肪を包む繊維の膜もコラーゲンなどでできているので、加齢によって支えきれなくなると、たるみとなって現れます。
頬のたるみやファイスラインのたるみ、まぶたのたるみなどは皮膚の深いところのたるみなので、自己判断でマッサージなどをすると余計に悪化させることも。
皮膚には、温度や湿度の変化、紫外線や外的刺激などから体を保護するバリア機能があるだけでなく、体内の水分を維持する働きがあるのです。

 

「水分を与えてフタをする」は間違い?

「お肌の保湿」が大切であることは今や誰もが知っていることですが、【本当の保湿】の意味を勘違いしている人は少なくありません。
従来の「保湿」の考え方は「水分を与えてフタをする」という発想でした。
化粧水で水分を与えてクリームでフタをする。
グリセリンやヒアルロン酸などの水分を保持する力の高い成分でうるおわせて、皮脂の代わりにクリームなどの油分で蒸発を防いでいました。

このような考え方は決して間違いではないのですが、クリームにはすきまがあり、その間から水分は蒸発してしまうので、「乾燥を防ぐ」というよりは「乾燥するまでの時間を延長させる」だけにすぎませんでした。
自分自身のお肌の水分を増やす方法ではないので、お肌の乾燥そのものを改善することはできません。
最近は、皮膚構造の研究が進み、お肌が水分を蓄えるメカニズムが解明されつつあります。
お肌が本来持っていた水分を蓄える力を補うのが第二の「保湿」です。

 

水分を保持し続けるセラミド

従来の保湿ではできなかった「水分を定着させ保持する機能」を補うのが保湿成分「セラミド」です。
お肌の一番外側にある「角層」は、「角質細胞」がレンガのように積み重なり、その周りをモルタルのように「細胞間脂質」が埋めて、肌内部の水分の蒸発を防ぎ、外的刺激からお肌を守る「バリア機能」を発揮します。
細胞間脂質の約40%をセラミドが占めていて、水分をミルフィール状にはさみ込んで水分をキープしています(ラメラ構造)。このラメラ構造に取り込まれた水分は、湿度がどれだけ下がっても蒸発することなく水分を保持し続けます。
セラミドは加齢とともに減少してしまいます。セラミドが減るとバリア機能が弱まり、すきまから水分が蒸発して乾燥肌となり、外的刺激が直接入り込みやすくなると、ちょっとした異物でも反応してしまい敏感肌となります。
減ってしまったセラミドを補うことで、細胞間脂質が水分をしっかりとはさみ込んで角層の水分を保つことができます。